アネモネの花束を君に

とうとう
私の扉に来てしまった。


真白が扉を開けてから、
私たちは私のベッドに座った。



ああ〜もう!!


気になる!

きになる

キニナル



もー我慢できない!!



すっくと私はベッドから立ち上がり、扉へ走りだそうとしたとき真白に手を捕まえられた。



「真白、どうして止めるの?私も聞きたい!!」


私は真白に文句を言ったが、いつも私にわーわー口うるさく言っている真白だ。

きっと、何か言われると覚悟していたが、その時はなにも言わず、首を振り、ただただ隣に座っているだけだった。
< 78 / 99 >

この作品をシェア

pagetop