アネモネの花束を君に


ミーンーミーンー

絵の具で描いたような晴々とした夏の日



「さくちゃーん、四つ葉のクローバー見つかった?」

疲れたのか、れーくんは近くにあったベンチに座っていた。

「見つからないよぅ〜」


そう、私達は四つ葉のクローバー捜しをしていた。



何故こんな暑い日に私達が四つ葉のクローバーを捜しているのかというと…


実は今日いい夢をみたんだ〜!!

それはね……


母様がまだ元気だった頃

そう、今日みたいに晴れた日のことだった―――
< 8 / 99 >

この作品をシェア

pagetop