アネモネの花束を君に
ミーンーミーンー
絵の具で描いたような晴々とした夏の日
「さくちゃーん、四つ葉のクローバー見つかった?」
疲れたのか、れーくんは近くにあったベンチに座っていた。
「見つからないよぅ〜」
そう、私達は四つ葉のクローバー捜しをしていた。
何故こんな暑い日に私達が四つ葉のクローバーを捜しているのかというと…
実は今日いい夢をみたんだ〜!!
それはね……
母様がまだ元気だった頃
そう、今日みたいに晴れた日のことだった―――