アネモネの花束を君に



☆★☆




あれから、猛ダッシュして私達は息をきらして、教室に入った。


ハアハアと呼吸をしていたら、チャイムが鳴った。


急いで座ろうと席を見回して見たら、キャシー達がいた。


ちょうど、その前の席が空いていたので私達は急いで席に座った。




……死ぬかと思った………

間に合ってよかった……




朝から、強烈な事が起こりすぎて授業を受けるって気がおきなかった。

というより、朝の事がインパクトが頭に残り過ぎてて、リチャード先生の授業なのにあんまり聞く気はしない。


気になって、隣の席に座っている真白を見てみると、授業を真面目に聞いている。







―――そう

・・・
真白はなのだ




あーもう集中力ない〜〜
だめだぁ!無理だぁ〜〜〜


、授業をだんだん暇に思えてきて、私はシャープペンシルを回しはじめた。





――――――トン


音がしたので見てみると、くちゃくちゃに丸まった丸くて白い塊、そこには紙があった。
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