アネモネの花束を君に







――ガラ




「母様、母様!!今日はお庭で遊びましょ!」

母様は体があんまり丈夫ではなかった。

そのため、私は毎日母様の部屋に遊びに行ってた。


「いいわね〜遊びましょうか!」

母様はふふっと笑いながら、私の頭を撫で言った。






「さく、四つ葉のクローバーは幸福をもたらすんだよ〜」


母様はふふふっと笑いながら言った。


「そうなんですか!知りませんでした!」


特別凄いことは無かったけれど、凄く楽しい日々だった――――――
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