アネモネの花束を君に
「真白くんは女子には優しいけど、なんか距離をとっているの。だけど、さくと話している時は違うのよ!!」
「はあぁ…変わらなくない?てか、それで付き合ってるって言うの?」
「いつも一緒に帰ったり、登校してきてるじゃない!」
いや、私そもそも好きな人いますから!!
「真白と付き合うなんて無いわ~。真白は好きだけど、家族みたいな感じだよ!?」
「まあ……そういうことにしとくわ。」
何その、しょうがない妥協してやるかみたいな口ぶりわ!!
「違うわ!!私だってちゃんと好きな人いるから‼」
れーくんというちゃんとした思い人がね!!!
「へぇー…どんな人?」
アイスティーを飲みながら、話を聞いていたクリスが突然聞いてきた。
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