perfect!
「はぁー。」

『なんだ?おまえ。入学式早々溜息かよ。』

「?」

あたしの目の前にいるのは身長的に先輩。

『しけた面してっと怖ーい会長に睨まれちゃうゾ♪』

「は、はぁ。」

『おチビちゃん、名前は?ワッツ ユア ネームズ?』

「・・・・。中野瑠奈ですけど。」
(何この男。苦手かも。)

『おぉ!じゃぁ瑠奈ちゃんね!俺“後藤樹”(ごとう たつき)2年生ねん♪よろしく!』

「は。はい・・・・」
(よろしくしたくねーよ。お前のノリちょいちょい嫌だよ。)

『お。もうそろそろ時間だ~じゃぁね!おチビちゃん♪』

「・・・・。」
(名前聞いた意味ねーじゃん。)

キーンコーンカーンコーン♪

「あ。やばい!」

あたしはダッシュで教室に向かった。

「セーフ!」

ギリギリ席に着く事ができた。

「ねぇねぇ!結構ギリギリだったね。」

「?」

「初めまして!私“青野さくら”よろしくね!」

「よろしく!あたしは中野瑠奈だよ!」

「じゃぁ、瑠奈ちゃんでいいかな?」

「いいよ!あたしはさくらでいいかな?」

「うん!」

やった!友達ができちゃった!
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop