隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
良子が指差した先には、小柄でメガネを掛けた子が居た。

「アレのどこがいいんだ?」

ビジュアル最優先に吊られて付いて来た純一郎は、ナイスバディの美女を待望していただけに不満を剥き出しにしている。

「あの子なら…あたしの残り少ない高校生活の最後を飾るサイコーの獲物になってくれる筈よ」

良子は待ちわびた恋人と再会したような喜びに満ちた顔をしている。

確かに…誰から見てもおかしい…

そんなメガネの彼女に体育教師らしき男が近付いて来た。
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