隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「松山…お前…先生の平和な家庭をどうするつもりだ?」

…自分で言うなよ…平和な家庭なんて…

「どうもせんよ。屋根に穴あけるだけ」

大砲に狙われるとあって意気消沈していた体育教師が蘇る…かな?

「その後、着弾の衝撃で砲弾が破裂する。そうなりゃ当然基礎が吹っ飛ぶ…そして上屋の重みで崩壊して先生は晴れてホームレスになれる」

続け様の怜の説明に

「松山ぁ〜勘弁してくれ〜まだローンが残ってるんだぁ〜」

これにて完全に主導権は怜に移る。

「だから煽るなって言ったのに…体育教師ふぜいで怜に勝てる訳無いじゃん」

私の言う事聞かないからよ…と体育教師に軽蔑の眼差しを向ける優等生の優

「見事なもんね…横暴な体育教師を圧倒的な軍事力で精神的に追い詰める…でも、まだ何かあるわね。それで打ち止めって事は無い筈。私が認めた唯一の存在なんだから」

怜に心酔する坂宮 良子…この上、何を望む?
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