隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「いや〜面白かった。ウチの学校にあんな子が居たなんてねぇ〜」

先ほどの体育教師と怜のやり取りは、坂宮 良子のジャーナリストとしての感性に訴えるものがあったようだ。

そして純一郎までもが

「確かに…とんでもないタマやな…あれに手を出そうなんて気を持つのって…自殺行為だな。」

と呆れ果てた顔してる。

「でも…あの子を目立たないって…アンタの目って…ふし穴?」

流に軽蔑でもするかの様な視線を向けた坂宮 良子は

「まぁむっつりスケベだし…アンタみたいな低俗な男には見えなかったんだろうね。怜ちゃんの素晴らしさが…」

と流に罵りにも等しい言葉を投げかけた。

「アンタってなぁ…俺には日下部 流って名前があるんだ。日下部先生って呼べよ」

低俗呼ばわりされて、そう反撃してみたが…
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