隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「そんな事言ったって…どうすりゃいいのよ!?怜の事は今に始まった事じゃないし…それに何であなたに心配されなきゃいけないんですか?」

ついムキになってしまった。

「この際、正規の担任は置いといて…本来お前の事を理解すべき流ちゃんは、それどころじゃないんでな…」

流ちゃんって…日下部センセか…あの人頼りなさそうだし…

「だから…あなたが代わりに私の相談に乗ってくれるって言うの?」

「ああ…俺は、こんなオレンジ頭してるから軽薄なヤツって批判されるけど…悩んでもがき苦しむお前に救いの手を差し伸べるぐらい出来る」

この時点で、あんなセリフが続くとは…予想すら出来なかった。
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