最後の手紙
そして入学式が始まった。

私は新入生代表で祝い品授与をしなければいけなかった。

実を言うと春休み中練習に来たんだけど、そん時階段のところで見事に滑ったから、
心配だったんだよね・・・・・・・。

『祝い品授与 新入生代表  黒森美月』

きた!!うちの出番だぁ!!緊張するぅ・・・・・・。

「はい。」

もう頭の中はパニック状態だった。

きゅっ きゅっ

しぃんとした体育館に私の靴の音だけが響く。


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