リングは彼女に


「性格ですか? そうですね……活発で、サッパリしてて、少し怖くて、それでいてかわいい。そんなところでしょうか?」簡単に答えた。


「そうですか。ちょっと複雑な感じの方ですね……冗談などは通用するタイプでしょうか?」


「ええ、軽い冗談なら問題ないと思います」


「でしたら、ちょっと脅かせちゃいましょうか。本当はパーティー用品なんですけど……」店員はそこから反対側の売り場に回ったので、俺も後を追うようにして移動した。



「実は、こちらの商品なんですが」店員が商品を手に取る。それを見て、俺は驚いてしまった。
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