◇ 私の彼氏 。
「璃玖のケチ〜」なんて不機嫌になる蓮と他2人を残して、私とかなたんは外に出た。
「かなたん優しいよね」
「そうか?普通だろ」
「いや優しいって。蓮と比べてみ?」
「まぁあれはしゃあない」
それから他愛ない話をしながらコンビニに行って帰る途中、急に海が見たくなった。
そんな私の気持ちを見透かした様に「海行こっか♪」と、言うかなたんの提案で私たちは海に行くことになった。
その日は星が綺麗な夜だった。