◇ 私の彼氏 。
あの日は弟の先輩であり、私の男友達の潤と、茉悠が泊まりに来ていて弟と弟の友達といつもみたいに馬鹿やって騒いで‥ってそんな日だった。
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「りぃ、携帯鳴ってんよ?」
「まじ?こんな時間に誰だろ」
時刻は夜中の2時。
画面にうつるのは知らない番号からだった。
「もしもし?」
『あ、いきなりごめんね。聞きたい事あるんだけどいい?』
「大丈夫ですよ」
受話器の向こうから、少し気の強そうな女の人の声が聞こえてきた。
私はなんだか悪い胸騒ぎがしていた。
「ちょ、下で話してくるね」
茉悠たちにそう告げると私は、2階にある自分の部屋を出て1階のリビングへと移動した。