◇ 私の彼氏 。

 ────────
   ────────



 〜 ♪♪



「ん‥‥」



朝‥か。


時計を見ると夜6時。



朝じゃねぇか。



さっきから煩い音楽は‥まだ働かない頭で辺りを見回し音の発信源を探す。



「ふぅ‥寝起きの悪さは変わらないね」



ゆーちゃんのアラームだった。



「ゆーちゃん、7時から仕事でしょ」


「‥ん‥、」



ゆーちゃんの肩を揺すりながら話しかけるとゆーちゃんの眉間に皺が寄る。



「もう6時過ぎてるよ」



‥‥‥‥‥ 応答なし。



ホント寝起きの悪さは君には敵いません。



ゆーちゃんをまた30分後に起こそうと思い自分の携帯のメールチェックを行う。



そのメールの中に気になるメールが一つ。



『おはよ。
早く起きて帰ってきて?』



かなたんからのメールだった。



届いた時間を見ると今から6時間前。



蓮たちは昼頃帰るって言ってたからもう帰っちゃったかな‥?



一応寝てたから謝罪のメールをかなたんに返しておく。



ついでに『何時に帰ってくる?』という、愛美のメールにも返信するとすぐに電話が掛かってきた。



< 32 / 54 >

この作品をシェア

pagetop