◇ 私の彼氏 。
────────
────────
〜 ♪♪
「ん‥‥」
朝‥か。
時計を見ると夜6時。
朝じゃねぇか。
さっきから煩い音楽は‥まだ働かない頭で辺りを見回し音の発信源を探す。
「ふぅ‥寝起きの悪さは変わらないね」
ゆーちゃんのアラームだった。
「ゆーちゃん、7時から仕事でしょ」
「‥ん‥、」
ゆーちゃんの肩を揺すりながら話しかけるとゆーちゃんの眉間に皺が寄る。
「もう6時過ぎてるよ」
‥‥‥‥‥ 応答なし。
ホント寝起きの悪さは君には敵いません。
ゆーちゃんをまた30分後に起こそうと思い自分の携帯のメールチェックを行う。
そのメールの中に気になるメールが一つ。
『おはよ。
早く起きて帰ってきて?』
かなたんからのメールだった。
届いた時間を見ると今から6時間前。
蓮たちは昼頃帰るって言ってたからもう帰っちゃったかな‥?
一応寝てたから謝罪のメールをかなたんに返しておく。
ついでに『何時に帰ってくる?』という、愛美のメールにも返信するとすぐに電話が掛かってきた。