◇ 私の彼氏 。

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「お前ら起きろ〜」


「‥‥ん‥」



誰だよ、こんな朝っぱらから。



「りぃ!」


「‥ちっ‥‥‥んもー、何?!」



私は睡眠妨害をされ半ばキレ気味に声の主の方に目を向けた‥



‥‥ん‥‥‥?



「蓮?!」


「よ」


「よ‥‥じゃねーし」



私は睡眠の邪魔をされるのが基本嫌いだ。


それが"あの"天敵、蓮だからこそ余計だ。



「大体今何時だと思ってんの?」


「4時」


「‥‥‥‥‥朝の?」


「夕方の!」


「‥‥‥‥はっ?」



夕方の4時?!

昨日はかなたんとかと大富豪したりして寝たのは‥確か朝6時過ぎだったと思う。



「あちゃー‥」



周りに目を向けると皆まだ寝ているようだ。



「何でりぃだけ起こしたの?」



まだ眠いんですけど。



「え。暇だったから」



コイツ、ほんとになめてます。



「お前なめてんの?」


「は?お前しばくよ?」


「やってみろハゲ」



‥‥‥‥‥ あら ?



「っ‥‥‥‥ひゃ、蓮!くすぐったいって」



私は蓮に押し倒され、足で手を固定されくすぐられていた。



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