◇ 私の彼氏 。
そこで残されたのは、男4人と私。
気まずくね?
「奏多、時間被ってわかんなくなるからメモって」
私がそんな事を考えている時、蓮くんが口を開いた。
どうやら沢山の客が入って頭が混乱してきたらしい。
「はいよ♪りぃ、紙!」
ボーっとしながらそんな会話を聞いてると、奏多くんからそんな声がかかり思わず嫌な顔を浮かべる。
「なんで私?」
「いいから探せよ」
そんな私に蓮くんから冷たい一言。
「‥‥‥だる」
この短時間でわかった事。
蓮くんは、相当なる俺様気質。
それに比べ奏多くんは‥
「りぃごめんね。俺らこの家よくわからないからさ」
奏多くんは優しい。
「全然いいよ♪
はい、紙とペン」
奏多くんの優しさに思わず微笑みながら、見つけた紙とペンを渡す。
「ありがとね」
奏多くんは癒しです。