さくらんぼ


「そうなんだ。淳くんって、カッコイイよね!」

「う、うん。」

無理やり、そう言わされた気がしたけど、別にそんなに悪い気はしなかった。

嘘を言っている気はしなかった。

「いいな~、優菜ちゃん。淳くんと席近くて。私と席、交換してよ~」

「え、ええっ?」

「へへっ。冗談よっ!」

そう言って、岡崎さんは私の肩を明るく叩いた。

「そんな事言っちゃったら、私もあの淳くんのとりまきと一緒になっちゃうもん。。。」

小さな声で、そうつぶやいた。
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