さくらんぼ
新しい気持ち
私は、藤田くんが好きだ。
それは、戸惑いから確信になった。
それから、どんどん私と藤田くんは仲良くなっていった。
話も、よく合う。
藤田くんから私に話しかけることも、すごく多くなった。
ただ、気がかりだったのは、あの岡崎さんの私に対する態度が、少し冷たくなった事。
ある朝。
岡崎さんと廊下ですれ違った。
「おはよ」
私は声をかける。
「お、はよ。」
すっごくそっけない返事しか返ってこない。
冷たい瞳で私をにらんだ。ような気がした。