面倒臭がり屋なトンボ
ぽんぽん。

『背中にトンボがくっついてますよ?』

『えっ・・・?』



そういうと女の子はひょいっとトンボを掴み一緒に電車から降りました。

「助かった~!」

トンボさんはやっと開放された手で一生懸命涙を拭いました。



『もう間違って電車なんかに乗るんじゃないぞ?』

そういうと女の子はパッとトンボを逃がしてあげました。



「ここは何処だろう・・・。」

トンボさんはここが何処だかわかりません。

しかし・・・。




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