面倒臭がり屋なトンボ
「おーい!おーい!」

仲間のトンボ達が電車を追って迎えに来てくれていました。



「みんなごめんね、ごめんね。」

「もういいよ。」

「もう、僕・・・飛ぶのが面倒臭いなんて言わない。

みんなの言うこともちゃんと聞くよ。」



そして、面倒臭がり屋のトンボは・・・

もう二度と“面倒臭い”という言葉を口にすることはなくなりましたとさ。





おしまい。


< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop