ROMANCE
アタシはずっとこんな生活をしてるから、もし彼氏とかできて、その彼氏がはじめて家にくるってなった時とか、ちゃんとドキドキできるのかな??
いつもより多目につくったはずの料理がどんどんなくなっていくのを見ながらそんなことを考えた
んーーってゆうか、直也と夜に二人っきりだってのに警戒心もなくこうしてすごしてる自体、変かも
でも意識したって、気まずいだけだし・・・
あっという間に空になったお皿を見て「ほんと、よく食べるね」と感心してしまう
お皿をかさねてキッチンに運んでいるとテレビをみていると思っていた直也が声をかけてきた
「なあ・・・」
「ん?」
「土曜日に友達と約束って・・何?」
「約束?特に何もないけど・・・?」
仏頂面のまま話されて、返しづらい
「寺野に誘われてただろ、土曜日?」
「・・・・・ああ」
そのことか
「行くの?」
「うーーん」
あの時は適当に返事しただけだったし、考えてもなかったな