姫と王子
 
 
「「きゃあー−−っ!!!」」
 
 
女の子たちの黄色い声が
どんどん近づいてくる。
 
 
と言うか、
この教室に来ている
ような…そんな気がする。 
すごく嫌な予感。
 
 
「…噂をすれば、ね」
 
「え!?」
 
 
和沙の意味深発言に
固まるあたし。
 
ま、まさか・・・・・・
 
 
「きゃあー!
真尋様よ!!!!!」
 
や、やっぱり…。
 
東宮真尋だ!!!!!!
 
 
< 22 / 62 >

この作品をシェア

pagetop