姫と王子
 
 
別に東宮真尋が
来ても支障はないが、
さっきのことが
気になる。
 
もし、さっきの人が
東宮真尋だったら…。
 
なんとなく、身の危険を
感じる。
とっさに和沙の後ろに
隠れた。
 
 
「柚綺??」
 
和沙は不思議そうに
あたしを見た。
 
 
一そして、予想通り、
黄色い声はあたし達の
教室の前で止まった。
 
 
< 23 / 62 >

この作品をシェア

pagetop