姫と王子
 
 
「・・・なんで
鍵なんてかけるのよ…」
 
そう言いながら、
鍵を開けようとする。
 
だが、それは
東宮によって
邪魔された。
 
一"ガシッ"
 
「え・・・・・・??」
 
 
腕が誰かに
つかまれた。
誰かって…もちろん、
東宮真尋なんだけど。
 
いきなりのことで
驚くあたし。
 
腕がつかまれている
せいで、鍵が
開けられない。
 
 
あたしは必死に
振りはらおうとするが、
力が強くてなかなか
離れない。
 
 
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