姫と王子
 
 
さぁ、
どうしたものか。
 
早くゴミを捨てて
教室に帰りたい…と
心は言っている。
 
 
…だが、
なぜか身体は
気持ちとは逆に
動かなくなる。
 
 
(…告白かな??見たい!)
 
 
こうして、気持ちを
無視して身体は動く。
 
あたしは自分の
好奇心に負け、
身体はそれに
従うかのように動いた。
 
 
…あぁ。あたしのバカ・・・
 
 
自己嫌悪にひたっている
場合ではないと思い、
すぐに我にかえる。
 
 
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