姫と王子
 
 
「・・・ちょ、なに…ンっ!」
 
 
戸惑いながらも
あたしは言葉を発した。
 
だが、それも無駄。
 
すぐに東宮に
口を塞がれ、あたしは
なにも喋れなくなった。
 
 
「ンっ…あっ……や!」
 
 
それでも、東宮は
離そうとしない。
息ができなくて苦しい。
 
 
なんでこんなこと
するの…??
わからないよ…!
 
あたしは苦しく
なって、東宮の
制服のすそを掴んだ。
そして、東宮の
胸板をドンドンと押す。
 
 
< 46 / 62 >

この作品をシェア

pagetop