― 29 ― (詩集)
二人で歩こう
キミに似合うものは
いつでもボクには
似合わなかった
キミの好きなものが
いつでもボクは
好きじゃなかった
キミの望むものを
いつでもボクは
望んでいなかった
もともと他人だったボクたちは
想いを重ね
傷つけ合いながらも
共に生きることを選んだ
そんなボクたちだからこそ
二人で幸せになれる場所を
長い長い時間を掛けて
築いていこうと思うんだ
最期に
「二人でよかった」と
心から言えるように