― 29 ― (詩集)
抱きしめて



ざわめく街並みに 独りきり


雨に濡れてる私に


誰も気付いてはくれなかった



それなのに 貴方だけは



何も言わず


何も聞かず


黙ったままで 側にいた



言葉もないまま


抱き締めてくれる腕が


とても強くて 温かかった


だからこそ



貴方の愛は真実だと思った



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