SILVER CAT
?「おい幸、その子困ってんだろ離れろ」
幸「え〜!」
幸は後から現れたでかい人に首根っこを掴まれていた。
?「なんか悪ぃな俺は芹沢朝日!宜しく!」
こいつの第一印象は赤いだ。
赤い。
とにかく赤い。
髪も瞳もピアスも着くずした制服まで赤い。
あまりに凝視しすぎたのかあたしを不思議そうに見てきた。
朝「どうした?」
シキ「…あ、なんでもない…宜しく」
朝「あぁ」
自己紹介を終えると待ってましたとでも言うように幸が話しかけてきた。
幸「あのねぇ朝日はほんとは三年生なんだョ」
シキ「どうゆう事?」
幸「それはぁ〜二回留年したからダヨ」