God of Death
　死神は、大きく分けて二つの種類に分類される。分ける基準は、性格と仕事の実績からで、こちらも死の王が管理している。



　まずは、A級死神。与えられた仕事を淡々とこなすタイプである。人の魂を刈り取ることを何とも思わない、またはその行為を楽しむ様な死神は、A級死神となる。A級死神は、死ぬことが完全に決まった人物に対しての仕事が比較的多い。

　次に、B級死神。魂を刈り取ることに躊躇してしまい、仕事をこなすのに時間がかかる死神は、こちらに分類される。そのためB級死神は、すぐに死ななくてもいい様な、例えば若い人物に対しての仕事ばかりになる。

　しかし最近では、B級死神があまりに仕事に時間をかけすぎるため、二週間以上放置することは死の王によって禁じられてしまった。

　もし禁を破った場合……のことはまだ考えていないらしいが、何らかのペナルティは用意されるそうだ。
　そのルールが出来てから、人の死を見逃す死神の数は完全にゼロになった。だから、ペナルティについてはまだ何も知らされていない。


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