LOVE LOVE LOVE★
そんなことを、思いながら教室を出る。
よしっと。
じゃぁ、そろそろ帰りましょ。
「お~い志織!!」
廊下で、ものすごく大きい声で叫んでいる。
…誰かさんが。
「…………」
「おーい」
まだ、叫ぶか。
私が、恥ずかしい思いをするんだから。
やめてよ。
「……なんですか?」
敬語は、使うけど素っ気なく言う私に、「おこんなよー」とか言って誰かさんは、私に駆け足で近寄る。
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