閃きの神様
でも、この神坂の『神様発言』。
馬鹿にできない所もあるんだよね。
実際、席替えをして前後の席になった頃から、ネタがポンポン浮かんでくるようになった。
だから、授業中もこうしてノートを広げている訳だけども…
「で、今日の捧げ物は?」
はい、きましたー。
捧げ物タイム!
あたしはブレザーのポケットを探ってみる。
「しょうがないなぁ。…なんかあったかな?」
あっ、これでいっか。
「はいどーぞ、カミサマ。」
そう言って、突き出された神坂の手にコロンと飴玉を乗せた。
一応、ポケットにあった3つ全部。