好きです。 ~春~


「まあまあ。

 
 今日は星見えるといいな」

「そだね。

 あの時はちょうど○○流星群の見える頃で綺麗だったけどね~」

「双子と真紀のおかげで来れたしな、あの日は」

「そだよ。

 颯太とうちは何もしてなかったね」

 
 颯太とあたしが遠くを眺めてると


「「あっ!!」」

 祐と亜美が叫んだ

「どうしたの?」

「流れ星あった!!」

「祐も見たの?

 
 あたしも見た」


 そこから皆座り込んで流れ星を探す



――――数十分後

「ないね~」

 もう皆諦めて草の上に寝転がってる

「そ~言えば…

 さっき言ってた

”双子と真紀のおかげで来れた”

 って言うのはどういう意味なの?」


 零の急な質問に戸惑うあたしと颯太

 言っていいのか…


 チラっと双子と真紀を見ると

「いいよ。

 美紀が言ってよ」

「そうだよ。

 美紀なら言っていいし。

 
 それにこのメンバーなら安心出来る。

 なあ、奈緒と真樹」
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