好きです。 ~春~
あたしは予想外の反応に呆然
今までならすぐ態度が変わって、
急に仲良くなるか、
…離れていくか……
もっとも、美紀たちは変わらなかった
それに、今居る皆なら信用してもいいかもなんてこのあたしが思った
でも、まさかここまでなんて…
なんだか笑えて来る
私が信用しよっか迷った事…
皆を疑った事
自分が馬鹿みたい
あと、皆の反応も…笑えてくる
やっと、止まっていた頭が回ってきて、
「何で靴下なの?
他にあるでしょ」
自然に笑顔になれた私を美紀は横で嬉しそうに見てる
「あんまりファッションとか知らないし」
「遅れてるよ。
ジュエリーも食べ物じゃないし」
「おお…
何だそんな事知ってたし…」
「モデルいいな~。
それなら私も可愛かったかな?」
「それは関係ない!!」
なんだか、心の中の重荷が少し抜けた気がした
真樹END