好きです。 ~春~
「あたしは
これから先の未来が見える訳じゃない。
だから、
皆とこれから居れるか解んない。
だから、
少しでも可能性が大きくなるように
星や、星の神に願う。
お願いします…って…」
それからあたしは気持ちい風に誘われてやってきた…
眠気がきて瞼をゆっくり下ろしていく
左隣に居た光が気づいた頃にはもうすっかり
眠っていたあたしが居た
「あ~あ。
美紀寝たぞ。
本当にどこでも寝る奴だな…」
呆れた様に言う光だが
ずっと一緒に居た奈緒にはわかった
光の嬉しそうな顔が隠れている事
そして、美紀の言った願い事はここに居る全員が思った事だった