好きです。 ~春~


 慣れてる…

 でも、良くない事だな…



 誰か…早くコイツを安心させて上げれる奴が現れないのか…


 
 でも、こうやって人に頼ろうとしている自分が一番憎い…

 出来る事なら俺がコイツを守ってやりたい

 
 安心させたい…


 そんな存在になりたい



 けど、それは夢で実際には叶わない


  
 だから、俺はこの後誰かに頼って…

 俺が傷付く結果になる


 どこかで解ってたが…

 やっぱりショックは大きかった…



「光?

 
 どうした?

 浮かない顔して。


 美紀は落ち着いたけど」

「そっか…


 いや…

 俺そんな顔してた?」


「うん…


 悲しそうな顔」

「そっか…」


「さっきから

 そっか…

 ばっかりだし!!」
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