好きです。 ~春~


 ドンッ

「ッつ!!


 いって…」

「何、呟いてんだよ。


 ボソボソ言ってキモイし」


 叩かれた拍子に倒れてしまった

 てか、変に当たったし…


 大体こいつ等の起こってる事予想付くし…


「雅君と仲良いからって調子乗って」


 ハア…

 やっぱりこれか…


 今までどれだけこれがあったか

 だいたい、あたしじゃなくて本人に言えよ!


 めんどくさいし…

「何か良いなよ!!」

 でも、さすがにここまで我慢したし…


 誰だってここまで来たら堪忍袋の緒が切れる


「あのさ。


 もう帰っていい?

 話しの内容が理解出来たんでこれ以上お話しすること無いし。


 だいたい、これは本人に言ったら?


 何であたしに言うの?

 あたし関係無いし。

 
 仲良く見えるのも気のせい。

 あたしらただの”幼馴染”なだけだし」
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