月と太陽。

私と耀平と裕輔と夢

~1年前~

美月「裕輔ぇ!!!」

そう、私たちは、1-Aと1-Cと1-Dで分かれてしまった。

裕輔「耀ぉ!!!」

美月「ちょっとぉ。あたし、一人で1-Aなんですけど!!!」

裕輔「っつか、俺だって1-Dだぜ??」

夢「あたしらも離れてるけどね・・・。」

耀平「ありゃりゃ。」

1-Aには、私。1-Cには、夢と耀平。1-Dには、裕輔。

キーンコーンカーンコーン

美月「絶対に教室に来てね!!!」

夢・耀平・裕輔「あいよぉ。」

そう言って、一度別れた。

教室に入って、自分の席に座った。

窓側の席で、空が良く見える。

美月「暇だなぁ。」

空を見ながら、一言呟いた。

でも、入学式だから、すぐに終わった。

私たちのクラスが一番遅かったらしく、

教室の前には、夢と耀平と裕輔が待ってた。

先生「はい。でわ、終わります。」

終わった瞬間、スグに鞄を持って、皆のところに行った。

美月「待った??」

夢・耀平・裕輔「待った。」

美月「そこは、待ってないよ??ぢゃないんですかぁ??」

夢「うそうそ。そんなに、待ってないよ。」

裕輔「遠まわしに少しは、待ったって言ってるぞ。」

美月「皆、ひどぉい。」

ぷぅ。っと、口を膨らませると、皆に大爆笑された。

私は、そんな皆が大好きだった。

でも、そんな幸せな時間が長く続くハズは無く。

5ヵ月後。

裕輔は、交通事故で死んでしまった。
< 10 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop