月と太陽。
―次の日―

ピーンポーン

玲央「太陽いますか??」

太陽「ん。俺。あがって。」

玲央「お邪魔します。」

久しぶりに元気な玲央の姿を見てホッとしていた。

急に遭いたいって言うから、何か荒れてるのかと思ってたけど。

普通だった。

でも、元気が無いような・・・。

玲央を俺の部屋に連れって行った。

太陽「で。話って何??」

玲央「あのさ。」

太陽「ん。」

玲央「俺のしたこと、覚えてるよな??」

太陽「ん。覚えてるよ。」

玲央「俺の罪・・・被ってんだろ??」

太陽「まあ。大親友として、それぐらいしか出来なかったけどな。」

玲央「何やってんだよ。」

太陽「何がだよ。」

玲央「お前が皆に責められるだろ??嫌な思いするだろ??」

太陽「まあ(笑)」

玲央「笑ってんぢゃねーよ。俺は、お前が。」

太陽「俺の事思ってくれてんだろ??でも、俺もお前みたいに、お前の事思ってるつもり。」

玲央「・・・太陽。」

太陽「あれ??泣いちゃった??」

玲央「馬鹿。うっせぇ。」

そう言って、玲央に殴られた。

玲央「あとさ。俺。また明日から、学校行くから。」

太陽「おぉマジかっ!!!」

玲央「んで。あのこと皆に言う。」

太陽「は??」

玲央「俺がしたって。太陽ぢゃねぇーって。」

太陽「何言ってんの??誰も信じるわけねぇーぢゃん。」

玲央「でも。」

太陽「でも、ぢゃない。言っちゃったんだからしょうがないよ。」

玲央「しょうがなくねぇーよ。」

そう言って、俺に抱きつき泣き出す玲央。

玲央「よくねぇーよ。」

太陽「いいの。」

玲央。

お前、こんなに弱かったか??
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