月と太陽。
玲央「えっと・・・長谷川さん??」

美月「ほんと・・・ごめっ。」

玲央「俺でよかったら言って??聞くから。」

美月「・・・た。」

玲央「え??」

美月「・・・言ってほしかった。」

玲央「ごめん。もう一回言って??」

今思うとさ。

こんなこと、聞かなきゃよかった。

美月「耀平にも、美味しいって言ってほしかった。」

玲央「っ・・・。」

美月「耀平・・・。」

ヤダ。

美月「耀平・・・。」

ヤダ。

美月「耀平・・・。」

聞きたくない。

美月「あっ・・・。何か、ゴメンね??急に。」

玲央「ううん。全然いいよ。」

本当言うと、全然よくないよ??

強がりだよ。

俺の小さな。

玲央「ってか、長谷川さんって・・・玖珂の事、好きなの??」

やっ。

聞かなくても、分かるでしょ。

好きだよ。

美月「うん。」

ヤメてよ。

そんな顔真っ赤にしてさ。

分かってたよ??

玖珂の事、好きなんだって。

でもさ。

違うよ??

って、言ってくれるんぢゃないかって。

否定してくれるんぢゃないかって。

少し、期待してたんだよね。
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