月と太陽。
ガチャ。

え??

誰だろう。

太陽??

玲央「太陽??」

耀平「違うよ。俺。玖珂だよ、玖珂。」

玖珂・・・か。

美月「耀平・・・。」

耀平「ん??美月どした??」

美月と・・・耀平・・・か。

両方、下の名前で呼んでんだ。

カップルみたい。

美月「あのさ・・・耀平。」

耀平「ん??」

美月「渡辺くん・・・どうしてる??」

太陽??

太陽のこと、知ってんの??

ぢゃあ。

尚更、あの事言わなきゃ。

でも。

玖珂が・・・。

耀平「アイツなんて、どうでもいいぢゃん。」

玲央「アイツって、なんだよ。」

何、太陽バカにしてんだよ。

許さねぇ。

耀平「えっと。渡辺と仲よかったんだっけ??」

玲央「大親友だよ。大親友。」

耀平「あ。ゴメンね??もしかしてさ、何も聞いてない??」

玲央「何がだよ??」

耀平「アイツ。俺の友達を殺したんだよ。」

玲央「っ・・・。」

耀平「やっぱり、聞いてないんだぁ。」

違う。

耀平「君も、殺されるかもしれないから、アイツとは、関わらない方がイイよ??」

違うんだって。

俺なんだよ。

って。

何で、言えないんだよ、俺。
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