月と太陽。
美月「うん??何??」

玲央「何で、俺が太陽をそこまで信用してんのかって、聞いたでしょ??」

美月「うん。聞いた。」

玲央「何でか教えてあげる。」

美月「何で??」

玲央「俺が昔、玖珂にイジめられてて、玖珂と1番仲が良かった如月を殺したから。」

美月「イミわかんない。」

玲央「俺さ。昔、ここの生徒だったんだよね。」

美月「渡辺くんに、そう言えって脅されたの??」

玲央「違う。太陽は俺の大親友。俺みたいの奴のために、馬鹿みたいな嘘ついて、ずっと俺をかばってくれてた。」

美月「嘘よ。そんなの聞きたくない。」

玲央「本当。」

美月「証拠あるの??」

玲央「・・・10:34」

美月「!?」

玲央「・・・本当ごめん。」

美月「・・・何で・・・??」

玲央「・・・ごめん。」

美月「やだ・・・。ぢゃあ、本当に渡辺くんぢゃないんだ・・・。」

玲央「そう。やったのは・・・俺なんだ。」

美月「私・・・今まで、渡辺くんに酷いことして・・・。」

玲央「太陽と・・・仲良くしてあげて。」

美月「・・・人殺しに言われたくない・・・信じてたのに。」

玲央「・・・だよね・・・。」

10:34のイミ・・・。

それは、正式に如月が殺された時間。

これは、事件関係者しか知られていないこと。

・・・そして。

如月を殺した奴も知っていること。
< 49 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop