月と太陽。

ごめんね。

美月「・・・もぉ。ヤだよぉ・・・。」

急に泣き出した、長谷川さん。

美月「渡辺くんにどんな顔して会えばいいの？？今まで、あんな酷いこと言ったのに・・・今更・・・。」

玲央「・・・ごめん。」

美月「・・・何で？？」

玲央「え？？」

美月「何で、裕輔を殺したの？？裕輔が何かした？？」

玲央「・・・俺さ。如月にイジめられてたんだ。」

美月「え？？」

玲央「水かけられたり。暴力とか、嫌がらせとか・・・色々言われたしね？？」

美月「違うっ！！！裕輔がイジめられてたんだよ？？」

長谷川さんの言葉を無視して話した。

玲央「それをね？？太陽がいっつも助けてくれてた。」

美月「違うってばぁっ！！！」

玲央「長谷川さん。」

美月「・・・ヤだぁ。もぉ聞きたくない・・・。」

玲央「聞いて。」

美月「・・・ぅ。」

玲央「それで、俺さ。不登校になったんだ。」

美月「・・・。」

玲央「でも。太陽は、毎日メールくれた。＜大丈夫か？？＞＜学校来いよ？？＞って・・・。アイツは良い奴なんだ。クラスは別々だったけど、一番心配してくれてたんだ。」

美月「・・・それって・・・本当の話？？」

玲央「・・・うん。」

俯く長谷川さん。

玲央「でね？？俺。頑張って学校行ったんだ。」

美月「・・・。」

玲央「そしたらさ・・・。」

美月「・・・。」

玲央「玖珂がさ・・・。太陽を殴ってるトコ見ちゃったんだ。」

美月「！？」

玲央「お前か？？成宮かばってんのは。って・・・。」

美月「そんな・・・。」

玲央「イジメの主犯は、玖珂だったんだよ。」

美月「ぢゃあ・・・。」

玲央「そうだよ。クラスの皆。太陽にビビってる訳ぢゃないよ？？玖珂にビビってんの。玖珂に、太陽を避けるように言われたんぢゃないの？？」

美月「・・・嘘でしょ・・・。」

玲央「長谷川さん・・・ごめんね。」