月と太陽。
―由美子side―

ったく。

何で、最近学校行かないのよ。

美月ちゃんにも、酷い言い方するし。

もしかして。

軽い、記憶喪失・・・。

違うよね??

ただ。

ふざけてただけだよね。

ちょっと不安になってきた私は、太陽の部屋に行った。

由美子「太陽??入るよ。」

太陽「・・・。」

太陽の返事がない。

ちょっと。

太陽??

冗談ヤメてよ。

返事をしてなかったけど。

ドアを開けた。

そこには、横たわっている太陽。

由美子「太陽っ!!!」

先生。

助けて。

そう思って、急いで病院に電話した。

由美子「先生。太陽が!!!」

医者「落ち着いてください。すぐに向かいます。」

がちゃ。

受話器をもどした。

手が、小刻みに震えている。

怖い。

怖いよ。

太陽。

お願いだから、死なないで。
< 56 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop