月と太陽。

事情

耀平「美月っ!!!おはよ。」

美月「うんっ。おはよう。」

自分なりに精一杯の笑顔で言った。

周りを見回す。

・・・太陽がいない。

耀平「渡辺、体調どう??」

美月「へ??」

耀平「だって、あいつ風邪なんだろ??」

美月「あ・・・うん。」

そうだ。

忘れてた。

太陽は、風邪で学校休んでたんだよね・・・。

耀平「ん??なした??元気ない・・・。」

美月「ううん。全然大丈夫だよ。」

気づいて・・・ないよね??

私と、太陽が別れたって・・・。

耀平「なぁ。今日、アイツんち行かねぇ??」

美月「何で??」

耀平「お見舞いに。」

美月「別に、行かなくていいんぢゃない??きっと、元気にしてるよ。」

耀平「そ。ぢゃあ、俺だけ行ってくるわ。」

美月「・・・いってらっしゃい。」

夢「おぉーい。美月。おはよぉ。」

美月「おはよ。」

耀平「おかえり。」

夢「隣のクラスの子と話しててさぁ。」

耀平「ふぅん。あ。んぢゃあ美月、俺だけ行くわ。」

美月「うん・・・。」

夢「??」

夢は首を傾げて、頭にハテナマーク。

行かなくて良かったのかな・・・。

自分でも、そう思う。

やっぱり、ウザイとか思われても行くべきだったのかな・・・。

そんなことが頭に過ぎる。
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