夜の待合室



『おっ疲れさまです!』



私は部活が終わると早々と学校を出て駅へと向かった。


早くから待合室で待って彼が乗る時間を確かめなくてわ!




待ってて


電車の彼!!





ホームに着くと私は昨日と同じ席に座り彼を待った。




1分…


いない。



5分…



いない。




8分



本当は電車に乗らないといけないけど今日は諦める。

きっと電車の彼は11分のに乗ってるはず。





「間もなく電車が到着します」



反対側のホームのアナウンスが流れる。




もう私の心臓はバクバク。
手汗もやばい。


これで乗ってなかったらショックだよ?




そして、電車の扉が開いた。



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