Moon

初日から爆発。



だってブスはないじゃん!

ひど過ぎ。



だからお姫様の夢は消えた。















…が。



次の新しい目標が出来た。それは…。




「佑斗をあたしに絶対惚れさす!」


絶対叶えてやるんだから!


そう固く決心をし、深い眠りについた。


















―――翌朝。


あたしは誰かに起こされた。



そいつは…


「朱音ーやっと起きたなっ」



佑斗かよ。


「がっかりだわ…」



「ヘ?何が?」


「いーえこっちの話。」




あたし、実はいわゆるお嬢様なの。


みんなに可愛い言われて育ったから、ブスって言葉は結構ショックだった。




リビングに行くと朝食が用意されていて、



「朱音っ俺が作ったから食べて!」


「…」


貴様か。



朝から、ステーキなんて




「食べれるかー!バカハゲー!」



ガチャーン。

古典的なちゃぶ台返しを今やった。


「ああっせっかく作ったのに…」



ふんっあんたもあたしと同じぐらい傷つけばいいのっ



「なーんちゃって。こんな事もあろうかと

まだ用意してありまーす」


…………ええー!(笑
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