最果てのエデン

「ヒマって言えばヒマ過ぎて死にそうなくらいなんだけど、あたし今外じゃないんだよねー」

『そうなんだー? 美月と話したいことあったんだけどなぁ、電話でいっかぁ。美月そういや最近来てないみたいだもんね』


でもその方がいいかも知んないけどねーと続けたアミの後で笑い声が聞こえる。
これは誰かなと考えて、すぐにまぁ誰でも同じかと思いなおす。

紫煙を燻らせながらあたしは疑問を投げかけた。


『えー、何でって芹沢超美月探してるよー、今。やらかしたんでしょ? ってそれじゃなくてー、まぁそれも関係あるんだけどさー』

「……あー……芹沢ね」

『あいつ美月に馬鹿にされたってかなり騒いでるよー。あ、でもタケさんが釘刺してくれてたから大丈夫かもだけどー』

< 60 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop