君が残してくれたもの
気持ち
―― しゃあ…


カーテンの音と
共に清々しい光
が瞼を開ける。


「はよ起きんかっ」


微かに霞む声は
うっすら耳に響
いた。


「うっさいねんっあたしは疲れてるんやっ」


「はあ?お前誰に口聞いとんねん」


よく聴くといつ
ものお母の声と
はまた違った。


ちょっとの間瞼
を閉じて開けて
起き上がった。


「こりゃお仕置きかっ?」



… ?!




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